とある高額当選者の話

ロト 高額当選者 インタビュー 取材

2019年某日、都内にてLOTO6の高額当選者への取材が実現した。
「宝くじの高額当選者は本当はいない」とはまことしやかに語られる都市伝説だが、知人の伝手で話を聞かせていただける機会が設けられた。
そこで筆者が聞いた衝撃の話とは

高額当選者S氏の経歴

まず初めに、S氏からは個人情報には十分配慮してくれるよう念を押されているので、個人が特定できる内容は記載できないことを予めご了承願いたい。また、この取材記事はS氏の高額当選法についても触れておりS氏に事前に内容を確認してもらっているが、当然ながら当選を保証するものではないことも併せてご理解いただきたい。

さて、取材当日、筆者の前に現れたのはごくごく普通の男性だった。年齢は40代前半とのこと。ありふれたビジネススーツを着た会社員という印象だ。きっと見た目は普通でも高級ブランドのスーツに違いないという筆者の見立てとは裏腹に、スーツは量販店の吊るし、時計はセイコーセレクションとのことだった。筆者の訝しげな視線を察してか、スーツのタグと時計を見せてくれたが嘘ではなかった。
S氏は元来ファッションにあまり興味はなく、高額当選の前後で特に変わりはないそうだ。趣味の車やパチンコにはちょくちょくお金を使ってしまうそうだが、周りに高額当選を嗅ぎつけられたくないということもあり派手な生活にはならないよう心掛けているらしい。

仕事は普通の中小企業で顧客先の訪問営業を主にしているという。コミュ障の筆者とは対照的に好感度抜群のビジネスマンだ。S氏は仕事については今後も変えることはないという。筆者なら怠惰な生活に陥ってしまうだろうと思っていたが、S氏の話を聞くうちに、ひょっとしたらS氏のように高額当選をしてもライフスタイルが変わらない人はたくさんいるのではないかと思うようになった。

実はS氏、LOTOで2度高額当選を果たしているらしいのだが、1度目の当選では舞い上がってしまい当選金を受領後、すぐにレクサスGSを購入したらしい。人間は思う以上にお金のにおいに敏感らしく、浮かれ気分のS氏の様子はすぐに知人に広がり、程なくして投資の話や怪しいビジネスの話が舞い込むようになったという。その後、危機感を覚えたS氏はレクサスをすぐに手放し、車は中古のプリウスに乗り換え、周りには借金してレクサスを買ったが維持費が大変なのですぐに手放したと説明することで、徐々にお金の話を持ち込まれることはなくなっていったとのことだった。

高額当選を目指す購入方法とは

そんなS氏の体験談を聞かせてもらいながら、少しづつ話は本題へ。S氏が2枚の書面を見せてくれた。『宝くじ当せん支払証明書』だ。初めて目にする支払証明書と記載の金額に目を丸くしていた筆者にS氏は言った。

「当選はまぐれかもしれないですけど、でもそのまぐれを引き寄せることは可能だと思います。2回目の当選で確信しましたね」

S氏いわく、宝くじに“当たる人”は何もしなくても当たる。しかし、“当たらない人”は漫然と購入していても決して当たらないだろうと言い切る。
S氏は自身を“当たらない人”側の人間だと言う。そして、とある購入方法で購入し始めてからは高額当選が少しずつ近づいてくる感覚を覚えたらしい。

その購入方法とは…

続く「高額当選への道のり